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熊本×医学生~支援者として~

続・医学生×熊本  ~支援者として~

 今回は、大分大学医学部に通うAさん(医学科2年)は震災以降、継続的な被災地ボランティアに参加しています。Aさんが医学生として被災地支援に関わる中で感じたことや考えたことを伺いました。


■大切なのは「継続性」


この度の熊本・大分を震源とする地震により亡くなられた方々に謹んでお悔みを申し上げますとともに、被災された皆様に心よりお見舞い申し上げます。


私はこれまでに2回、南阿蘇を訪れました。5月下旬の1回目の訪問ではボランティアをさせていただきました。7月上旬の2回目では、ボランティアで出会った社会福祉協議会(以下、社協)の方と南阿蘇の現状を知り、震災について考える合宿を行いました。これらの活動を通して私が感じたことや考えたことを書かせていただきます。


私が南阿蘇に行く理由は、南阿蘇が熊本からの支援を受けにくく、大分からの支援が必須であるからです。これは南阿蘇大橋が崩落したことに起因しています。南阿蘇大橋の崩落は物資の調達以外にも人々の生活に大きな影響を与えていることを社協の方から伺いました。例えば、南阿蘇大橋を通って通学していた小学生が転校先の小学校に馴染めなかったり、南大橋を迂回する道で通勤せざるを得ない社会人が通勤時間を懸念されて職場を解雇されてしまったりという現状があるそうです。


5月下旬にボランティアに行った際に、1つの災害ボランティアセンターから1日に支援できるのは十数件であることを知りました。また、震災から3か月が経ちましたが、天候の影響でボランティアが実際に活動できたのは35日間(7月9日までのとあるベースキャンプの統計)でした。やっと家の片づけに着手できたお宅がある一方、いまだに助けを求めることができない方がいます。


震災直後、みなさんは多くの商業施設で義援金を入れる箱を目にしたでしょう。今はどうでしょうか。また、半年後はどうなっているでしょうか。東日本大震災で被害を受けた方の中には今なお仮設住宅で暮らしている方がいます。私たちは被災された方のことを忘れていってしまうのが現実です。しかし、支援のニーズがなくなるわけではありません。支援を継続させることが必要なのです。


 


■できるときにできる支援を


支援の方法には募金や物資の供給など様々なものがあります。私はボランティアで一緒に活動した方とお話する中で「観光」が立派な支援であることを知りました。


例えば、観光であるお店に行きます。そこで払ったお金はお店の方の生活を支えます。さらに、「こんな素敵なお店があるよ!」とSNSなどで発信します。すると、そのお店に興味を持った他の人がお店を利用し発信...。観光に加え、それを発信することでお店の方を継続的に支援することができます。私は実際にボランティアを一緒にした方からおすすめされたピザ屋さんに行き、自家製ベーコンののったピザを堪能しました!(発信も忘れずにしました!)


支援しようと思っても自分に何をすればよいか分からなかったり、被災された方に逆に迷惑をかけてしまうのではと思ったりする方はたくさんいらっしゃると思います。私もそうでした。そんな方へ、社協の方の言葉を紹介します。


▼「やるかやらないかをまず決める。やらなきゃ申し訳ないとか思わなくてよい。できるときにできることをやる。やると決めたら方法を考える。」


▼「ボランティアは『のに』がついちゃダメ。『来てあげたのに...』『支援したのに...』など。自己満足にならず、無理しない範囲でやること。」


支援をしようと思ったときは自分ができる支援、そして自分がしたい支援をすればよいのだと思います。例えば、義援金は不特定多数の少し遠い未来のための支援になりますし、お店でお金を使うことは特定の人のための支援になります。被災された方への気遣いは欠かせませんが、偽善と言われることを気にしたり、迷惑をかけてしまうかも思ったりしなくていいと私は思います。よろこんでくださる人がいればいいのです。


社協の方によると、現地ではバイタルを取ることのできる人が求められているそうです。非日常の生活を送る方にとって自分の体の状態を知ることは安心に繋がるからです。私はバイタルの取り方を学び、医学生としても役に立てたらと考えています。今後も南阿蘇を中心に細く長く支援していきたいです。

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